さぁいよいよ部隊配属!ここからが勝負だ!

今日は自衛隊ブログカテゴリらしく、自衛隊の内容を書いていく。これから部隊配属される人には、是非読んでもらいたい内容。

部隊配属からが本当の自衛隊生活の始まりだ!

部隊配属=前期で決まり、後期教育で専門的な知識や技能を習得した、君の配属部隊。

つまり、これから君が自衛隊として活動していく、職種の部隊に配属されること。

今までは同期ばかりの連帯的な安堵があった環境だが、部隊配属になると、君たち以外は全員上官になるわけなので、教育期間とは比べ物にならない上下関係の世界だ。

今までは上官といえば教官がメインだったが、部隊に配属されると右も左も上官だ。部隊では一番低い、二等陸士の階級。

同じ部隊に配属された同期が多ければ心の救いになるが、数名、もしくは自分だけ!ってパターンは悲劇でしかない。

つまり、部隊で一番下っ端は、上官のお世話をしなければいけない。これは配属される部隊にも寄るんだろうけど、俺の時には、半長靴磨きや洗濯は当たり前。

起床してから飯!のはずが、まずは食堂に行き先輩のパンを取りに行く。

※ 陸士長以上になると、食堂で朝飯よりも、食堂で配られているパンを食う人が多かった。

生活隊舎も勤務隊舎も清掃しなければいけないし、覚えることも山積みなので、部隊配属直後は何かと苦労する。

教育隊は8人部屋などの大部屋だが、部隊配属になると、3〜4人部屋が多い。

陸曹クラスの営内者になると、2人部屋とかだったけどね。

何よりも同部屋の先輩陸士には恐ろしく気を使うべきだ!

まぁ良い人もいれば、悪い人もいるから何とも言えないが、同期だけの生活から、先輩と同部屋の生活に変わるわけなので、全てにおいて先輩が優先だ。

俺の部屋の陸士長はかなりの温厚者で、初日から一緒にゲームしたり、備品くれたり。何かと良くしてもらったのを覚えている。

そして営内には必ずと行っていいほど陸士長のボスがいる(笑)

俺の時は、四任期真っ只中の陸士長が営内を取り仕切っていた(笑)

このクラスになると無敵で、下手な三曹よりよっぽど偉く、そして発言権がある(笑)

つまり、絶対に敵に回したらダメな人間である。

部隊配属後は、瞬時にこのクラスのボスを嗅ぎ分け、警戒しろ!(笑)

兎にも角にも教育期間とは異なり、これからは先輩の知恵や教えを受けながら生活する身だ。言い方は悪いが、何もできない立場にある自分自身なのだから。

訓練が終わっても息を休める暇がない…これは少し大げさだが、ある程度の心構えは必要だ。

営内生活はわかったけど、部隊勤務っていったい何するの?!

その答えは自分の職種の仕事に決まってる(笑)っていうわけじゃないのが、自衛隊の面白いところだ。

俺は戦車部隊だったんだけど、4年の期間の中で、教育期間を抜くと3年半。戦車に関する訓練や仕事をしたのは、多分、、、通算1年くらいかもしれない。

じゃあ残りの2年半は何してたの!?

部隊勤務には大小様々な仕事や役割がある。

詳しい話は、それぞれ記事単位で今後説明していくが、ざっと下記を見てもらいたい。

◯ 職種に関する訓練
◯ 臨時勤務
○ 特別勤務
◯ 練成隊訓練

などなど、あげればキリがないが、簡単にカテゴリ分けしてみた。

例えば俺であれば戦車部隊だったので、職種に関する訓練といえば戦車に関わる仕事。戦車の整備であったり、整備工場の清掃だったり、演習で使う資材の手入れなど、様々だ。

特別勤務と呼ばれるものは、例えば警衛勤務や当直も該当する。臨時勤務に関しては、数ヶ月単位(3ヶ月)で職種とは異る駐屯地の業務につく。

以下にいくつかあげておく。

◯ 糧食勤務
◯ 消防勤務
◯ 給水勤務
◯ 木工勤務
◯ 燃料勤務

上記は俺のいた部隊での名称だったので、正しいか間違いかは知らないよ。

あとは駐屯地によっても変わると思うので、どの駐屯地でも上記があるわけではないと思う。

上記のカテゴリを次回記事で詳しく書いていく。

img via 陸上自衛隊HPより引用